2018年3月31日土曜日

第六回:POWER Line Trainingの一つの特徴:スパイラルアップ型のトレーニング。


スパイラルアップ型のトレーニングという表現は、Stageに関係なく、Stage1~Stage4にかけてレベルが上がっている様子を表現しています。
POWER Line Trainingは、体の使い方や機能性をスパイラルアップ型で高めていきます。
Matsuo methodは、心技体を総合的にパフォーマンスをスパイラルアップ型で高めていきます。
私は、そんなMatsuo methodを唯一無二のトレーニングメソッドであると思っています。

Matsuo methodの心技体のスパイラルアップについては今回、触れませんが、POWER Line Trainingの体の使い方や機能性が高まっていく部分についてのスパイラルアップについて以下に記載します。

まず、スパイラルアップとは、
スパイラル=渦巻きを描く状態。円運動が外へ広がっていく状態。
アップ=上昇する。
すなわち、スパイラルアップとは、円運動が外へ広がりながら上昇する様子。

POWER Line Trainingは、体の使い方を覚えながら機能性を高めることで、体を意のままに操ることが出来るようになるトレーニングです。
体の使い方を覚えるために、何百、何千もの動作が存在します。
何百、何千もの動作を正しく把握し、自分の体を把握した通りに動かせるようになる。
正しく出来る動作の数が増えていく様子が円運動が外へ広がっていくイメージです。
体の機能性が上がり正しく出来る動作の質が高まることで、水平に動く円運動が上昇を始め、螺旋状に上に上がっていくイメージです。
当然、体が意のままに操れるようになると当然パフォーマンスは上がります。
一般的なパフォーマンスを上げるためのトレーニング(練習は)、出来なかったことを出来るようになるまで、同じような動作を繰り返し繰り返し行います。
コーチや監督は、動きの欠点を見つけ出し、それを指摘し、選手は動きを是正するというようなことが行われているはずです。
欠点を見つけ出すために比較しているのが、一流選手など参考となるプレイヤーの動きやフォームであったり、今まで研究されてきた競技の常識であったりします。
欠点を見つけ出し、欠点を直すというようなトレーニング(練習)が主流です。

一般的なトレーニング(練習)でも一流選手になる人は居ますが、Matsuo methodやPOWER Line Trainingを取り入れていただきますと、一流選手になるまでのスピードや一流選手になってからのレベルアップに差が出てくると思っていますので、お勧めしたいトレーニングだと私は思います。

では、POWER Line Trainingのスパイラルアップの特徴をご紹介します。
①出来ないことを出来るようになるために繰り返し行う方法では無い。
POWER Line Trainingには、何百、何千もの動作があります。
その動作を一つずつ出来るようになるためのコツを教えて、できるように繰り返し繰り返しやっていくような、そんな気の遠くなるような、やり方ではありません。
レベルに合わせてピックアップした動作を出来る出来ないに関係なく、動作のポイントを伝え、次から次に動作を行っていきます。
この方法は子供はすんなり受け入れますが、大人になると出来ないことが気になり、どうしたら出来るようになるのか?その動作に拘り、立ち止まってしまいます。
そんなことはお構い無しに、「は~い、次はこの動作です。」と先に進みます。

②人間の不思議な能力と人それぞれのクセに対応しています。
POWER Line Trainingの動作は、簡単なものから複雑なものまで、本当に数多くあります。
また、似たような動きでも、微妙に体の使い方が違うようなケースもあります。
体の使い方には、ある一定の法則が存在しますが、その法則を頭で理解しても、そのように動かすことは出来ません。
法則を頭で理解するよりも、数多くの動作を正しく行いながら体に覚えこませていく過程で人間は不思議な力を発揮します。
数多くの動作は、松尾氏が発見した法則で相互に連鎖しているため、別の動作でキッカケを掴むと今まで出来なかったことが出来るようになったりします。
人間という動物は、地球上で一番器用に体を動かせる動物であるという特徴をうまく利用したトレーニングではないかと思っています。(松尾氏はスポーツ選手の動きだけでなく、様々な動物の動きも研究てきたことも私は役立っているのではないか?という仮説を持っています。動きマニアが発見した法則とでも言いましょうか・・・)

とはいえ、人間という一つの括りで同じようにスパイラルアップしていくというわけではありません。
今までの運動経験、日常生活で体に染み付いたそれぞれのクセというものがあります。
Aさんには簡単な動作であっても、Bさんには難しい動作ということが結構あります。
そのクセを知るという意味でも、数多くの動作を次から次に行っていくことで、自分の体を知るという効果も表れます。

①と②を例えばで、まとめると
10種類の動作をAさんとBさんが正しく動けるようになるプロセスが、それぞれ違うということです。
Aさんは、動作①、動作②と順番に出来るタイプですが、Bさんは動作⑤、動作③などランダムに出来るタイプということで、それぞれ違ったプロセスで出来るようになりますがスパイラルアップしていく方向は同じです。
また、動作④が出来るようになったキッカケで動作⑥も出来るようになったりするというような不思議な経験をすることもあります。
Aim High Sportsのスタッフは、今までの指導経験で、動作⑧を出来るようにするために、動作①と動作②を使って動作⑧が出来るようにするというようなノウハウも持っています。

理想のフォームや競技の常識と自分の動きを比較し、欠点を直すという方法とは、全く異なるということが、ご理解いただけたら嬉しいです。

最後に、冒頭に定義した、スパイラルアップとは、
スパイラル=渦巻きを描く状態。円運動が外へ広がっていく状態。
アップ=上昇する。
すなわち、スパイラルアップとは、円運動が外へ広がりながら上昇する様子。
に沿って、POWER Line Trainingのスパイラルアップを説明すると。

色んな動作を体験しながら、人それぞれのパターンで動ける動作が増えていくという円が広がり、少しずつ体を意のままに操れるようになるという上昇を始めるようなスパイラルアップ型のトレーニングがPOWER Line Trainingです。

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2018年3月24日土曜日

第五回:POWER Line Trainingの一つの特徴:自圧トレーニングっていう要素も加わる。


しつこく冒頭で記載しますが、誤解の無いようにMatsuo methodは初心者からトップアスリートまで対象としており第五回の説明も『下記図のココ』の部分だけであることをご理解ください。


POWER Line Trainingは体の7つの機能性を高める動作がメニュー全体の中にバランス良く構成されということを第四回で記載しました。
第五回では、筋力や筋持久力という2つの機能性を高めるという視点でPOWER Line Trainingの独自性を紹介したいと思います。
決して筋力や筋持久力だけを高めるトレーニングを目的としているのではなく、7つの機能性のうち筋力や筋持久力を高めるのに、どのように役立っているのか?ということをお伝えしたいと思っています。

まずは、トレーニングの特徴を記載します。
①筋トレマシーンを使わなくても筋力、筋持久力がアップします。
但し、Stage3,4の選手には負荷をかけるマシンを使う場合があります。

②自重トレーニングですが、特定の部位だけの筋力を鍛るような感じではない。
腕立て伏せ、腹筋、スクワットのように特定した部位の筋力を鍛えるような動作はあまりありません。

③自圧トレーニングっていう要素も加わる。
世の中にこんな言葉があるのか?解りませんが、自圧トレーニングという言葉が当てはまると思っています。
下記でどんな感じか記載しますが、自分が持つ筋力と筋力を闘わせるような感じです。

POWER Line Trainingは体の使い方を知ることが主目的で、筋力を発揮する体の使い方を知る過程で筋力や筋持久力がアップするという効果が加わります。

整理しますと、筋トレマシンを使わず、自重+自圧トレーニングのようなことをPOWER Line Trainingではやっているということになります。

ここで質問です、腕立て伏せの体制で腕の筋肉を使って動作してくださいと質問したらどのような使い方があるのか?何パターン考えられますか?



大体の人が思いつくのが、腕を曲げ伸ばしして筋力を鍛える動作は思いつくはずです。
それ以外には、腕を曲げ伸ばしせず、肘から下の腕を外側にひねり、肘から上の腕も外側に捻るというような筋肉の使い方もあります。
一度やってみて、欲しいんですが力いっぱい捻ると、かなりの筋力を使っていることが実感できると思います。
肘から下を外側へ、内側へ、肘から上を外側へ内側へという使い方の組み合わせは
①肘から下外側、肘から上外側
②肘から下内側、肘から上外側
③肘から下外側、肘から上内側
④肘から下内側、肘から上内側
と4通りの使い方があります。
周りから見ると、腕立て伏せの手を伸ばした状態という見た目ですが、4通りの腕の筋肉の使い方を身に着けようとしています。
実際のPOWER Line Trainingでは、この動作メニューは存在しませんが、理屈を説明するのに単純で解り易いと思ったため例示しました。
このブログを書くために数人の人に、実際に腕立て伏せの手を伸ばした上体で上記の①~④の動きを実際にやってみたのですが、私の場合は、③が最も苦手な動作でそのように動かそうと思っているのですが、出来ているのか出来ていないのか?解らない感覚です。
何人かの人に①~④どれがやり難いか確認したところ、面白いことに、どれが苦手かは、人によって違うようです。

POWER Line Trainingの筋力、筋持久力へのアプローチはこのような感じの動きを足の先から手の先まで五体全体の体の動かし方(筋肉の動かし方)を体に覚えさせながら時には力を込め筋力、筋持久力をアップしていきます。

写真提供は、株式会社Aim Highより



見た目の動きは地味ですし、自分との戦いです。周りから見たらめいいっぱい筋力を使っているのか?解りませんので、自分がどれだけ、めいいっぱい力を込めているのか?でトレーニング効果が異なってきます。
そういった意味では、心のトレーニング(精神鍛錬)になっているのでは?と過大解釈してる自分がいます。

自圧トレーニングは力の入れ方(筋肉の使い方)を身に着けるための動作ですが、筋力も鍛えられます。正しい動作をすればドンドン力を加えていくことが出来ます。
どんどん力を入れれるようになってきたタイミングで、姉さん(第四回でも登場した加藤チーフトレーナー)が
姉さん:八田さん、そのカラダの使い方いいですね、もっと力が入るんじゃないですか?ドンドン力を加えていってください。
八田:そんなことないですって、めっちゃ力入れてますって・・・
姉さん:いけます、いけます。
八田:(心の中で、鬼と思いながらさらに力を込めると、体中がプルプル震えだし。)
   ウォ~きた~。(と案の定、ふくらはぎがつって、その場に寝ころびました。)
姉さん:いいですね~。 筋肉に神経が通っていっている証拠です。(笑)
八田:(俯いて、鬼・・・)
筋肉がつってしまうような自圧トレーニングですが、絶対に怪我はしません。
なぜなら、自らの筋力を超える負荷をかけることは不可能ですし、筋力の限界が近づいたらヒトという動物が持つ本能的なものでリミッターが働き、怪我する前に危険信号を出して動作を止めます。

トレーニングを終えた翌日は、案の定体中が筋肉痛です。
中年おやじの私は、スポーツをした場合など、最近では2日後の筋肉痛が当たり前だったのにPOWER Line Trainingでは、即効性が高く翌日には全身が筋肉痛に・・・
特に、肩甲骨周り、背筋、お尻周り、太ももの裏あたりからふくらはぎと、体のバックサイド全面が筋肉痛となりました。
まさかの手のひらの筋肉や足の裏の筋肉まで・・・
きっと、体中の筋肉を使っていたんでしょうね。

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2018年3月18日日曜日

第四回:続、Matsuo methodはトップアスリートのためだけのもの?(POWER Line Trainingの一つの特徴:体幹トレーニングの要素が入っている。)


誤解の無いようにMatsuo methodは初心者からトップアスリートまで対象としており第四回の説明は『下記図のココ』の部分だけであることをご理解ください。

第三回では、Stage1の選手にはまず、①体の機能性を高める、②体の使い方を知る、トレーニングであることまで記載しましたので、第四回ではそれを掘り下げてPOWER Line Trainingの『上記図のココ』の部分を説明します。

①体の機能性を高めるの体の機能性とは、文部科学省が定める

1 すべての子どもたちが身につけるべき「身体能力」について
(1) 身体能力の各「要素」
1筋力
2筋持久力
3瞬発力
4心肺持久力
5敏捷性
6平衡性
7柔軟性

 の要素と概ね同じと考えています。
従来のトレーニングは、この要素毎、或いは複数の要素を高めるためのトレーニングメニューが用意されているように思います。
一方、POWER Line Trainingは②体の使い方を覚えるというトレーニングメニューを実施しながら7つの要素がメニュー全体の中にバランス良く構成されていると思います。
松尾氏が開発したPOWER Line Trainingは五体※をどのように動かせば良いか?を体に覚えさせるために
1.独特な動作が数多くある。
2.一般的なトレーニングをPOWER Lineの理論でアレンジしている。
3.それらの動作を組み合わせた複雑な動作も存在する。
4.動作の完成度が体の機能性の高さ。
※五体:頭首、上部胴体、下部胴体、手、足の5つです。

何百、何千もの動作メニューから抜粋して写真を紹介します。
独特な動きであることが写真から、少しイメージしていただければと思います。
写真提供は、株式会社Aim Highより



私も上記、写真のような動作を体験しました。その、感想を交えながらPOWER Line Trainingがどのようなトレーニングか?説明します。体験したことのある方でしか解らないかもしれませんが、この説明で、興味を持っていただき、一度体験してみようと行動を起こしていただければ幸いです。
POWER Line Trainingを理論的に説明するより私の体験、感想も交えながら説明した方が、イメージしやすいと思いましたので、体験、感想も交え記載します。

POWER Line Trainingは体幹トレーニングの要素が入っている。

私の知る体幹トレーニングは、ポーズをとり、その姿勢を保つことでインナーマッスルを鍛えるという「静」のイメージの体幹トレーニングです。
一方、POWER Line Trainingは、体幹を動かしながら鍛えるという「動」のイメージの体幹トレーニング(動的体幹トレーニング)です。五体の補足で上記に記載した、上部胴体と下部胴体を上下左右前後に速いスピード、遅いスピードと様々な動きでトレーニングをしていきます。そのメニュー数は豊富で、こんな動きどこで考えたんだと思うほど次から次へとメニューが登場します。
体幹を動かすということを今まで意識したことが無かったため、どのように動かせば良いのか?全くイメージがつきませんでした。手足も含めた体全体を動かすような動作であれば見様見真似で、フォーム(見た目)をそれっぽく合わせていけますが、上部胴体と下部胴体をトレーナーの言われた通り動かすことができませんでした。
ところが加藤チーフトレーナー(Aim High Sports所属)は説明しているとおりに見た目で解るほど動いているんです。しかしながら私は一生懸命動かそうとしているのに動きません。
八田:姉さん(加藤チーフトレーナー)全然動かないんですけど。
姉さん:大丈夫ですよ、見た目では解りませんが、動かし方はそれでいいんで大丈夫です。やっていけば動くようになりますから。
八田:・・・・ (俺のカラダの中透視できるんかな?と心の中で思いました。)
そんな感じで、トレーニングも回数を重ねると、動かし方が正しかったのか、ひょっとして動くようになったきた。「しめしめ」と思っていたら。
姉さん:八田さん動くようになってきたじゃないですか?
八田:・・・・ (俺の思っていることが解る?読心術でも身に付けてはんねやろか?と心の中で呟きました。)
POWER Line Trainingは①体の機能性を高める、②体の使い方を知るを同時に身に付けていくトレーニングです。
私の場合は、「②体の使い方」は教えてもらい解っていたが「①体の機能」が機能していなかっただけ。「②体の使い方」は間違っていなかったので繰り返しトレーニングをすれば「①体が機能」し始めたということでしょうか。

これは、加藤チーフトレーナーが見た目のフォームや動きに拘わり、ココが動いていない、アソコが動いていないと、見た目の出来ないことを指摘されていたら・・・
「そりゃ、あんたは出来るやろうけど、俺何歳や思ってんねん。そんな簡単に動くかいな」とこのトレーニングを辞めていたと思います。
実は、この指導の仕方も、後々説明しますが、Matsuo methodの奥の深さなのです。このブログを読み続けて頂ければ、いずれ登場しますので、お楽しみに。

すいません、またまた長くなりましたので、次回にこの続きを綴ります。
また、続編として続・続が続くとテーマを見ただけでは内容が解らなくなるのでテーマを「POWER Line Trainingの一つの特徴:XXXXXXXXXXX」として今後、綴ります。

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2018年3月10日土曜日

第三回:Matsuo methodはトップアスリートのためだけのもの?


第一回では、Matsuo methodが目指すところを記載したため、Matsuo methodはトップアスリート向けのトレーニングメソッドだと思われた方も多いかと思います。
Matsuo methodは心技体を総合的に高めていくメソッドでトップアスリートに仲間入りするまでのプロセスの方が効果が高いと思います。
そこで、Matsuo methodの枠組みについての概要を説明します。
体と技と心の3つの視点で選手をStage1からStage4の大きく4つのステージにわけ、そのステージにあったトレーニングメニューと指導方法(コミュニケーションの質)でトレーニングを実施しています。
Stage4にトップアスリートが位置付き、トップアスリートが『ピークパフォーマンスをブレイクスルー』できるようになるために何が必要なのか?選手と一緒に考えながら答えを見つけ出していきます。

頂点であるStage4になる前の3つのステージでは、選手の心、技、体のレベルを見極めどのステージのトレーニングメニューで、どんな指導方法で行くのか?ガイドラインを設けています。
従って、初心者(Stage1)からトップアスリート(Stage4)まで、幅広く指導していけると私は思っています。
私の見方では、Stage1はレベルの変化の幅が大きくStageが上がれば上がるほど変化の幅が小さいように思いますので、Stageが低いほうが、効果を実感してもらえると思っています。
レベルの高い位置で競技をされている方にMatsuo methodの良さを文字で説明するのは至難の業なので、もし思うようなレベルアップが出来なくなった、他にもっと良いトレーニング方法は無いのか、イップスになってしまった。などお困りになった際に、一度、お試しとしてトレーニングして頂き、Aim Highのトレーナーと直接会話していただければ、その良さに気づいていただけると思っています。

ということでココからは、Stage1の方にお勧めするためのセールスポイントを説明します。あくまでStage1の方向けの説明ですので、Matsuo methodはそれだけではないこと事前に記載しておきます。

Stage1の方々は心技体のうちでも特に体を中心とするトレーニングを実施します。その中心になるのが松尾氏が開発した『POWER Line Training』です。
「第二回:POWER Line Trainingのルーツを探るへ」

Stage1の方々にお勧めしたいのが技術練習で器用さを身につけるよりも、体の機能を使えるようにすることです。体の機能で一番器用なのは手足です。
手足を器用に使い帳尻合わせするような、技術練習をしていると直ぐに伸び悩みます。
結果を求めたいので、小手先に頼ってしまう選手は多いはずです。そして伸び悩みます。
すると、監督やコーチは「小手先だけで誤魔化すな、もっと大きく体を使え。」と言うようになります。
それを聞いた選手は、大きく体を使えと言われても、大きく体を使う方法を知らないのです。
従って、小手先先行型で結果が出た選手は、なかなかそこから抜け出せないのです
そうなった選手やそうならないためには、『POWER Line Training』が非常に重要なトレーニングになります。
Stage1の選手にはまず、①体の機能性を高める、②体の使い方を知る、この2つに注力してPOWER Line Trainingを実施していきます。

私も競技として取り組んだスポーツ、楽しみとして取り組んだスポーツと色々とスポーツをしてきましたが、技術の反復練習と筋トレ、ランニングなどの体を鍛えるトレーニングだけでした。
ところがPOWER Line Trainingは私が知らなかった世界①体の機能性を高める、②体の使い方を知るというトレーニングです。
このトレーニングを知ってたらと思いましたが、私が競技者として取り組んでいた頃は、まだPOWER Line Trainingが世に誕生していない時代でした。ざ・ん・ね・ん

長くなりましたので、今回はここまで次回にこの続きを綴ります。

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2018年3月3日土曜日

第二回:POWER Line Trainingのルーツを探る


Matsuo methodはPOWER Line Trainingに始まりPOWER Line Trainingで終わるといって良い、POWER Line Trainingを語らずして、Matsuo methodは語れません。
そんな、POWER Line Trainingがどのように生まれたのか?今回はそのルーツをご紹介したいと思います。

matsuomethod.comサイトの「なぜ、パワーライントレーニングを考案できたのか?」
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https://www.matsuomethod.com/about-yusukematsuo

に記載されています。
私からは、そのエッセンスを掻い摘んで、紹介したいと思います。

ケガで悩まされた選手時代

・松尾 祐介氏(以下、松尾氏)は野球の現役選手時代にケガに悩まされた。
・松尾氏は野球選手としては体格に恵まれていなかった。(私は176cmあるんですが私の方がデカイです)

それを克服するため、多くのトレーニングに取り組み、技術に関する研究にも取り組むが思うような成果が出せなかったそうです。

このままでは生活もままならない!パワーライントレーニング考案のキッカケ

 原因不明の全身麻痺という悲劇、普通の生活も危うい体験がキッカケで、今あるトレーニングの中から良いものを探すよりも、今までの体験したトレーニング理論、知識として理解してきた運動理論をベースに自分のためのトレーニングを自分で開発するしか道は無い。
どうせダメなら、ダメもとでやってみるしかないと自分のためのトレーニング方法の開発を始めたのがキッカケだそうです。

競技を問わず、トップアスリートの動きを映像で見ることから始めました

・まず始めたことは、得意分野の野球の映像を「トレーニングを開発する」という観点で診る。(単に見るのではなく運動診断する意識で見ていたとのことなので診るという漢字を使用しています)
・トレーニングを診て、共通する動き(身のこなし)があることに気づく。
・他の競技のトップアスリートの動きを多くの時間を費やし診て、やはり共通する動作(身のこなし)があったことを発見。
・スポーツという領域を超え、野生動物の動きまで診て、動きの本質を理解し始める。

今まで得た知識、経験をベースに動きを診ることで、自分のためのトレーニング方法を開発できるのではという自信が芽生えたそうです。

トップアスリートが無意識に身に付けていた動作(身のこなし)に着目したトレーニングを開発してみよう

・競技独特のテクニックを見ないで、体の動き(特に部位の動きや連係動作)に着目し、共通点を発見。
・発見した体の動き自分自身の体で再現に取り組む。
・イメージの中ではどのような動きをすれば良いか?出来上がっているのに、なかなか出来ない。
・自撮りした映像を確認し、何処に意識を持っていき、どのように体を操作すれば良いのか?自問自答しながら繰り返す。
・映像を解析するだけでなく運動生理学の勉学に励み知識を補いながらトップアスリートの身のこなしを体得した。
・自分のために開発したトレーニングをトップアスリートを目指す選手たちに提供したいとの思いが強くなる。

選手ではなく、コーチやトレーナーとしてトップアスリートを目指す選手へお役立ちしたいという気持ちがメラメラとわいてきたとのこと、トレーニングをビジネスとして提供する道を歩み始めたそうです。

今後、このブログでは、頻繁にPOWER Line Trainingの話しが出てきます。
実際に、POWER Line Trainingを受けてみると、なんでこんな動きをさせるんだ?という不思議なメニューが沢山出てきます。
動きを診ることに莫大な時間と自らの体で体得し、松尾氏が動きの本質を見つけ出したルーツを知り、私は「なるほどな~」と納得しました。

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