2018年4月30日月曜日

第九回:あら?できちゃった!!体験がパフォーマンスアップを加速させる。ゴールデンエイジ編

第九回では引き続き「あら?できちゃった!!」体験のゴールデンエイジ編を記載します。
子供の頃の神経の発達は5歳ごろまでに80%まで成長し、12歳でほぼ100%に達すると言われています。
ゴールデンエイジは神経の発達と体の発達の両面からスポーツの上達に最適といえる時期で、まさしくゴールデンな時期だと言えます。
Matsuo methodのパフォーマンスアップの基本コンセプトは「スパイラルアップ型トレーニング」であることです。
スパイラルアップ型トレーニングについては、第六回第七回にて、ご確認ください。

年代を問わないスパイラルアップ型トレーニングですが、特にゴールデンエイジは、このスパイラルアップ型トレーニングが非常にマッチしていると考えています。

まずは、私が認識している一般的なスポーツの上達方法について記載します。

第七回で記載した、ゴールデンエイジについてもう一度記載します。
ゴールデンエイジ 小学校 中高学年(9歳から11歳ぐらい)
プレゴールデンエイジの時期に基本的な運動動作が身についていると、動作を見ただけである程度の出来る。(真似ることができる。)
今まで出来なかったことが突然出来るようになったりと技術の成長が見込める時期。
すなわち、体を思ったように動かせるようになる時期。

この時期は、見よう見まねである程度の動きを再現することが出来ます。
従って、動きの見本を見せ、見本どおりに出来るように体を動かしてみます。
出来なければ出来るようになるまで、注意点を伝えて出来るようになるまで何度も何度も繰り返し、同じような動作をします。
このやり方は、神経の発達と体の発達という神が与えた特別な時期ということもあり、繰り返していくうちに出来るようになっていきます。
子供ごとの違いは繰り返しの回数が少なくて済むか、多くなってしまうのかの違いです。
回数が少なくて済む子供はセンスがいい、回数を多く要する子供はセンスが悪いと言われ区別されます。
Matsuo methodでは、これはセンスの問題ではなく、器用か、不器用かの違いぐらいでセンスは別で、意識の使い方も含めてセンスというものを養っていきます。

では、Matsuo methodが考える、このゴールデンエイジにすべきことは、何か?を記載します。
結論からいいますと、「ボディコントロール」を身に付けることです。

Aim High,Inc. オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/winningballinfo/entry-12369290052.html
より引用

「身体の使い方」を上手にする=ボディーコントロール能力トレーニング

もやってきましたよ。

(武井 壮さんもボディーコントロールと表現していて
「自分の体をイメージした通りに動かせるようにできたら 
10種目競技の練習を10種目全部やらなくてもいいんですよ~」と。)

('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)  ('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)

野球競技もこの10種目のように練習種目がいっぱい。
(バッティングでも長距離・ヒット・バント ピッチングでも
長距離・中距離・速球などなど 走塁もあります)

いっぱい色んな事をするのではなく

ボディーコントロールが身につくトレーニングで

ポイントを押さえて一つ一つの練習ができたら
チームで行う練習も

①質が高くなる⤴⤴⤴
②短時間でも効果につながる野球

ことができるようになっちゃうので

地味に見えて
めっちゃキツイトレーニングもみんなでがんばりました~!(笑)


「ボディコントロール」はPOWER Line Trainingのメニューを正しく動かそうとする過程で身に付いてきます。何度も記載しておりますがMatsuo methodでは、出来ないこともお構いなしに次から次からメニューをこなしていきます、メニューをこなしていくうちに出来なかったことが出来ている「あら?できちゃった!!」になっていきます。

神経の発達と体の発達という神が与えた特別な時期は「あら?できちゃった!!」のスパイラルアップが驚くほど早いペースで身に付いていきます。
また、ボディコントロールを手に入れると、一流選手の動きを手本に自らの動きをイメージし、重ね合わせすような応用もゴールデンエイジの年代の子供達はできるようになります。(一流選手の動きのものまねが出来るようになるイメージです。)
そのサイクルを手に入れると、パフォーマンスアップが加速します。
そうなると、スポーツが楽しくて楽しくて仕方が無いぐらいになります。
楽しくて楽しくて仕方が無いという気持ちがあると、大きな夢を描くようになります。

トップアスリートが幼い頃の卒業文集に将来の大きな夢を記載しているのは、きっと楽しくて楽しくて仕方が無いという気持ちがそうさせているのでは無いかと思っています。

楽しくて楽しくて仕方が無いという気持ちはPOWER Line Trainingを使った、Matsuo methodで無くても培うことができます。
しかし、言える事はトップアスリートは独自の方法で「ボディコントロール」を身に付けていると思います。
独自の方法で身に付けるのも一つの選択肢ですが、POWER Line Trainingを使った、Matsuo methodで身に付けることも検討していただければ幸いです。

aim high sports ジュニアアスリート向け

https://sports.aimhigh.co.jp/menu/junior/

aim high sports ジュニアユースアスリート向け

https://sports.aimhigh.co.jp/menu/junior-youth/


2018年4月14日土曜日

第八回:あら?できちゃった!!体験を子供の無限の可能性に結び付けてあげたい。プレゴールデンエイジ編


第七回でPOWER Line Trainingの一つの特徴として私が体験した「あら?できちゃった!!」スパイラルアップ型トレーニングの効果について記載しました。
私が体験して思ったことは、無限の可能性を秘める子供達にこのトレーニングで、世界のトップアスリートを目指すスポーツ選手になってもらいたいと思いました。
子供がPOWER Line Trainingの存在を知って良さが解って、「POWER Line Trainingをしたい」という子供はまず居ないと思いますので、お父さん、お母さんにこのコラムの内容が届き、子供達の可能性を引き出してあげる機会を愛する子供達に与えていただけたらとの思いで、「第八回:あら?できちゃった!!体験を子供の無限の可能性に結び付けてあげたい。」を書き綴ります。

まず一般的に、運動神経が良くなる・スポーツが上手くなるための大切な時期として良く使われている「ゴールデンエイジ」について記載します。

プレゴールデンエイジ 3歳から小学校低学年(8歳ぐらい)
基本的な運動動作を身につけておくべき時期で、様々な遊び、スポーツを経験させておくことが重要。
すなわち、体の動かし方に慣れる時期。

ゴールデンエイジ 小学校 中高学年(9歳から11歳ぐらい)
プレゴールデンエイジの時期に基本的な運動動作が身についていると、動作を見ただけである程度の出来る。(真似ることができる。)
今まで出来なかったことが突然出来るようになったりと技術の成長が見込める時期。
すなわち、体を思ったように動かせるようになる時期。

ポストゴールデンエイジ 中学生(11歳から14歳ぐらい)
運動神経がほぼ形成される時期(運動神経の成長が止まる時期)で短期間での成長が見込めなくなる時期。
また、この時期は運動動作のレベルも高まっている(競技によってはトップアスリートの仲間入りしているような時期な)ので、伸び悩み現象も起こってしまう時期。
「考えながら練習する」など脳と体の連携力を高めるなど質の高いトレーニングに取り組むべき時期。
すなわち、体を意のままに操れるようになれる時期。

プレゴールデンエイジの子供達のためのMatsuo methodの効果


Matsuo methodとは、POWER Line Trainingを使ったスポーツのパフォーマンスを高める方法という表現もできます。
今回は、心技体のスパイラルアップという側面も少し触れながら記載します。

トップアスリート向けに開発したPOWER Line Trainingを子供ならではの特性にあわせてアレンジし指導していきます。
頭で考えて出来ないことに拘る大人のデメリットは、プレゴールデンエイジの子供達にはありません。
また、吸収能力・再現能力の高さは大人より優れているというメリットを持っています。
Matsuo methodを提供するAim High Sportsは、そのメリットとデメリットを理解しているので、親から見て、この年齢の子供にはこんな事難しいと思うメニューもやっていきます。
メニューは難しいですが大人に実施するようなトレーニングメニューでは無く、体を動かす遊びにPOWER Line Trainingの動きの要素が入るようなゲーム感覚のメニューにアレンジして指導していきます。

そんなゲーム感覚のメニューをこなしていくだけで、出来なかったことが出来るようになっているという「あれ?できちゃった!!」体験を子供達は経験します。

例えば、「縄跳び」が出来ない子供は、「縄跳び」という体の動かし方に慣れていないだけで、運動神経が悪いということではありません。
「縄跳び」が出来ない子供には、どこがダメ、ココをこうしたら良いと説明しながら、何度も、何度も「縄跳び」という反復練習をして上達を待つという忍耐が要求される指導法がよくある光景では無いでしょうか?
手を回すタイミングと跳ぶタイミングを合わせるだけの単純な体の動かし方なのに大人が説明する内容が難し過ぎて、体を動かすために指令を出す脳がパニック状態になっています。
特に、気をつけないといけないのが、「どうなったらいい」は説明しているけど「どうしたらいい」を説明できないことが多い点です。
「どうなったらいい」がイメージできれば、説明しなくても子供達は出来ます。
「どうしたらいい」が解らないから子供達は出来ないのです。

プレゴールデンエイジの年代の体の動かし方の慣れは、日常生活や遊び方などで相当な差がついてしまいます。
他の子には出来て、なぜ自分の子供は出来ないのか?と焦ってしまいがちです。
そんな焦りを持って、「どうなったらいい」を説明し、脳をパニック状態にさせ、挙句の果てに出来ないことを怒り、馬鹿にしたような言葉を浴びせたら最悪です。
最悪の状態までには至らないにしても、集中力が続かない子供達は、出来ないことを何度も何度も、やらされていくうちに自信が無くなり、スポーツ(体を動かすことが)が嫌になります。
一度そうなってしまうと、自分の可能性が発見できないままスポーツから遠ざかってしまいます。
せっかく、才能があったとしても、そんな出来事だけで・・・

Aim High Sportsでは、出来ない遊びメニューがあっても出来ないことに拘らず、次から次へと遊びメニューをこなします。
次から次へと遊びメニューをこなしていくうちに「あれ?できちゃった!!」の体験へ導くことができます。
それは動きマニアの松尾氏が発見した「法則」を上手く、遊びメニューの中に組み込んでいるからです。
例えば、遊びメニューには跳ぶという動作の「どうしたらいい」の要素を入れたりしています。従って、遊びメニューをみんなと一緒にしていると知らず知らずのうちに、跳ぶという動作になれ、跳ぶという動作に慣れてくると、跳ぶタイミングが解って(気づいて)きます。
プレゴールデンエイジの年代の吸収能力・再現能力の高さを最大限利用しないのは、もったいないのではないでしょうか?

また、「あれ?できちゃった!!」体験はスポーツだけに留まりません。
「あれ?できちゃった!!」体験を繰り返すことで自信が生まれます、自信が生まれると、さあ次へチャレンジというチャレンジ精神が芽生えてきます。
これはスポーツを上達させるための起爆剤になるだけでなく、今後の人生を大きく左右する心が培われていきます。

Matsuo methodでは、「自信」は、心技体センスをスパイラルアップさせるための Stage1で身に付けさせるベースに置いています。
一番、レベルが低いStageで「自信」を付けさせるのは難しいかも知れませんが、「あら?できちゃった!!」は自分の可能性にワクワクするような自信をつけさせることが可能だと考えています。

そんな体験が出来る機会を、お子様に与えてあげて欲しいと思っています。

↓↓↓ ここをクリック ↓↓↓

Aim High SPORTSのジュニアアスリートメニューの紹介


2018年4月7日土曜日

第七回:POWER Line Trainingの一つの特徴:あら?できちゃった!!スパイラルアップ型トレーニングの効果


第七回は、私が最初に受けたPOWER Line Trainingでの体験談について記載します。
最初に受けた時は、驚きでしかなかったのですが、認定研究者としてMatsuo method、POWER Line Trainingについて理解度が高まるほど、その奥の深さを痛感し、「あら?できちゃった!!」という言葉にたどり着いた、スパイラルアップ型トレーニングの効果について紹介します。

体験会でまず、バランスボールに乗りました(足を地面につけずに座れるようになること)。
こんな簡単なこと出来るだろうと思い、バランスボールに乗ろうとするのですが、乗れず直ぐに足を地面についてしまいます。
まさか、こんなはずは・・・
ムキになり、必死にバランスをとりバランスボールに乗ろうとしましたが乗れません。
そうしていると、「今の感覚を覚えておいてください。」と姉さん(加藤チーフトレーナー)の一言。続いて「では、トレーニングに入ります。」

トレーニングに入ると、ヨガマットを使ったり、マットを使ったり、立った姿勢で、色々な動作をします。
動作の仕方が説明され、姉さんの動きに合わせて自分自身の体を動かしていきます。
しかしながら、姉さんのようには動きません。
それは、そのはず、もう十年以上も日常生活で体を動かす程度で、体の機能が錆び付いてしまっているのです。
体が硬い私は、姉さんが体を動かす前にとる姿勢すらとれないのです。やっとの思いで取れた姿勢からさらに動かすなんて絶対に出来ません。
しかしながら、姉さんは「私が説明したように、動かそうと筋肉や関節や腱が動こうとしていることが重要で、それを繰り返していると動くようになります。」と中年おやじへのねぎらいの言葉をかけてくれます。
私の感覚では、体の節々がミシミシと軋んでいて出来ているのか?出来ていないのか?半信半疑で続けている状態でした。

単細胞の私は、バランスボールに乗れなかったことも、「覚えておいてください」と言われた感覚もすっかり忘れ、目の前の動作を出来るようにしたいという解り易い動機に誘導され説明されたとおりに必死に動かそうとトレーニングをしています。

すると少しずつですが、体が動いているような気になってきます。
競技を行っているときに、ストレッチに始まり、ウォーミングアップと体が温まってきたら徐々に動き始めるような感覚です。
また、体の柔軟性が高くなってきているような錯覚も加わります。
休憩をとりながらですが、2時間ほどトレーニングをしていると気温(4月頃でしたか)は高くないのに汗びっしょりになりました。
いや~、いい汗かいたと余韻にひたっていた時に、目の前にバランスボールが・・・

「さあ、もう一度、バランスボールに乗ってみてください」と言われ
そんなん乗れるわけ無いやん、一回もバランスボールに乗る練習してないんやでと思いながら乗ってみると、何の意識をしなくとも簡単に乗れています。
えっ乗れてるやん、なっなんで・・・と不思議な体験をしたことを思い出します。
また、私がMatsuo method、POWER Line Trainingに興味を持ったキッカケがこの体験です。
今までの私の経験からすると、バランスボールに乗るには、どうやったらバランスボールに乗れるか?を考え、腰の位置がどう、目線がどうと繰り返し、繰り返し試しながら答えを見つけるような練習しか無いと思っていたからです。

一度も、バランスボールに乗ることなく、バランスボールに乗れるようになる、まさしく「あら?できちゃった!!」体験との最初の出会いです。

認定研究者としてこの現象を説明するなら
直立二足歩行が可能な生物は人間だけです。直立二足歩行は高度なバランスでの姿勢制御が必要です。そのことは二足歩行ロボットを作成する難易度からも解ります。
そんな高度なバランス感覚を持つ人間がバランスボールに乗れないのは、体の機能が使えていないからだけだと考えています。
私のケースでは、体の機能が錆付いてしまっていて機能していないからバランスボールに乗れなかっただけだと理解しています。
バランスボールに乗るためにどうするか?という練習に時間を割くのではなく、体の機能の錆を落とすことに時間を割けばバランスボールに乗れるという結果になっただけです。
このトレーニングの効果は、バランスボールに乗れる以外のこともきっと出来るようになっていると私は思います。
体の機能性を高め、体の使い方を知ることで体を意のままに操れるようになるこれがPOWER Line Trainingの真髄だと私は考えています。

体を意のままに操れるようにすれば、技術を高める練習の効果はさらに高まると思います。
伸び悩んでいる選手には、POWER Line Trainingをお勧めしたいです。
一生懸命練習しているのに思うようにレベルが上がらないと、頭を悩ませて苦しんでいる方を救えるのは、POWER Line Trainingなのでは?と思っています。